私人は証人喚問なのに、れっきとした公人は参考人招致でお茶を濁すようです。詳細は以下から。
衝撃的な爆弾証言のオンパレードだった本日23日午前の参議院予算委員会での森友学園・籠池理事長への証人喚問。
このタイミングで森友学園が土地取得時に財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官と、森友学園と直接交渉を行った当時の財務省近畿財務局の局長だった武内国際局長を明日3月24日の参院予算委員会に「参考人招致」することが自民党と民進党の参議院国会対策委員長の会談によって決定しました。
当時の経緯についてはBUZZAP!でも以前記事にしています。
森友学園と政府が直接交渉を持ったあの日、安倍首相は国会をサボり大阪に飛んでいました | Your News Online
しかし、当初は「民間人の招致は慎重であるべきだ」としておきながら、籠池理事長の発言が安倍首相の寄付金に話が及んだ途端に「総理に対する侮辱だ」「国家に対して喧嘩を売るっていうのがどれだけ大変かわかってない」などという理由で態度を一変させて証人喚問に切り替えたのは自民党です。
籠池理事長が証人喚問である以上、迫田英典国税庁長官と武内国際局長というれっきとした公人が偽証罪にも問われない参考人招致というのはどう考えてもつじつまが合いません。
また、今回自民党の西田議員が籠池理事長との証言の違いを列挙した安倍昭恵内閣総理大臣夫人、同様に西田議員が財政面の不備から疑問を呈した大阪府の私学審議会、同僚であるはずの維新の会の浅田均議員からも要求の出た松井一郎大阪府知事らも合わせて早急に証人喚問を行うべきでしょう。
このまま参考人招致で迫田英典国税庁長官と武内国際局長がのらりくらりとした答弁を行うようであれば、その信憑性は証人喚問での籠池理事長の証言に遠く及ばないことは言うまでもありません。全ての真相を解明するため、自民党は上記全員の(参考人招致ではなく)証人喚問に速やかに応じる必要があります。
迫田・武内両氏を参考人招致で合意 自民・民進 _ NHKニュース
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