日本最年少市長が女性副市長を公募、自らの年収カットで厚待遇も



28歳の現役日本最年少市長が女性副市長をウェブで公募しています。詳細は以下から。


生駒山地のお膝元に位置する人口55000人の街、大阪府四條畷市。2017年1月15日に現役では日本最年少となる28歳の元外務省職員、東修平新市長が誕生したことは大きな話題となりました。

東市長は女性副市長ポストの創設することを選挙公約として掲げていましたが、実際に公募を始めています。期間は最長4年で年収は1430万円となっています。応募資格は組織におけるマネジメント経験に加え、複数部署との連携によるプロジェクト推進、およびプロジェクトにおける予算組み、予実管理、企画立案、実行・運営の経験のある人とされており、学歴は不問、職種・業界経験も不問です。

今回の公募は人材サービス会社「エン・ジャパン」を通じて行っており、同社の公式サイトにも四條畷市の副市長(814693)|四條畷市役所の転職・求人情報|エン転職としてしっかり掲載されています。


いったいなぜ「女性」副市長なのかという理由としては、公約で今の四條畷市役所には、女性の幹部職員が一人もいません(部長級以上)。育児や介護など、働きたい女性が抱える課題を解決するためと述べており、女性の幹部職員を誕生させて育児や介護などの課題の解決に寄与してもらうためとしています。

また、「市長報酬を30%・退職金を全額カットし女性副市長ポストを創設します」と、自身の報酬と退職金を使ってこの創設する事も明記されています。

四條畷市は大阪市内へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展してきましたが、この5年で14歳以下の人口が15%も減少しています。新しく女性副市長を誕生させることで、子育て世代を呼び込みたいとの方針ですが、実際に子育てをしながら親の介護も両立できるような都市になるか、ここからが手腕の見せ所となりそうです。

東市長のFacebookによると「エントリー・興味ありの連絡が、同時募集している「マーケティング監」と合わせると、すでに1,000件を突破!」とのことで、大きな注目を集めている模様。

女性副市長公募プロジェクト、始まる!

選挙公約の1つである「女性副市長」の配置。これを実現するため、エン・ジャパン株式会社様のご支援のもと、全国公募プロジェクトを始めました!

財政が非常に厳しいながらも、豊かな自然や都心部へのアクセスの...

東 修平さんの投稿 2017年6月18日


エントリ期限は7/5ということで、我こそはという女性はチャレンジしてみてもよいかも知れません。

大阪・四條畷市:女性副市長を公募 年収1430万円で - 毎日新聞

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