希望の党が小池前代表を「排除」へ、分党に党名変更も



どう考えても空中分解して雲散霧消するパターンですが、大丈夫でしょうか?


玉木雄一郎代表を中心とした希望の党執行部が党創設者であり東京都知事の小池百合子前代表に離党勧告を突きつけ、追い出すことに決めたようです。

これは執行部が報道各社の世論調査で政党支持率が1%台に落ち込んだ現状を深刻視したためで、特別顧問の肩書がある小池前代表の離脱措置が巻き返しに不可欠との公算で、複数の党幹部が1月25日に明らかにしました。

これに加え、先日の民進党との統一会派構想で深い溝が再確認された結党メンバーの松沢成文参院議員団代表ら「日本のこころ」組と合意の上で党を分割する「分党」も視野に入れている他、将来的には党名変更も検討するとのこと。

これらによって小池前代表のイメージを払拭して党勢回復を目指すとともに、野党連携重視へ軸足を移す狙いがあると考えられます。1月26日に両院議員懇談会を開き、安全保障政策や憲法改正を巡り議論することになっており、ここで紛糾すれば流れはより早まる可能性があります。

「改革の大なた」と考えているかもしれませんが、希望の党は今も間違いなく小池前代表の党であると認識されており、後から合流した民進党右派議員らが小池前代表や結党メンバーを「排除」するとなれば、「乗っ取り」とも「迷走」とも見られる危険性が十分にあります。

そもそも立憲民主党の枝野代表は「数あわせの野合には参加しない」という方針を当初から堅持しており、安保法制や改憲で立場が一致しなければこちらも頓挫する可能性が高く、立憲民主党の主張に無理矢理希望の党の方針を合わせるのであればそもそも民進党を割って希望の党に合流した意味も分からなくなってしまいます。

先の民進党との統一会派構想と同様に、またもや大きく揉めそうな案件ですが、この大揉めが終わった後に希望の党の支持率はどれほど残っているのでしょうか?

希望、小池氏離党で調整

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