自分が何を言っているのか理解できないのであれば辞任して頂く以外ありません。詳細は以下から。
「ナチス政権の手口に学んだらどうか」を筆頭に、古来より一発アウトな暴言を連発しながらも、なぜか権力の座に居座り続けて日本の品位を貶め続けているいる麻生太郎財務相。
日本中を騒がせた福田淳一前財務事務次官のセクハラに対しても、4月24日の福田前事務次官の辞任に伴う記者会見で「はめられて訴えられたのではないか」などと「世の中にいっぱいある」「いろいろな意見」を装いつつ被害者をセカンドレイプしています。
当然ながらこの発言は大炎上して批判の嵐となり、4月27日には「そういう話もあるという話をしただけだ」と火消しの釈明をするハメになっています。
なお、この日には財務省がセクハラ調査を終えて「財務省としては、福田氏から株式会社テレビ朝日の女性社員に対するセクシュアル・ハラスメント行為があったとの判断に至った」と公式に認める文書を配布しており、トップ自らがハシゴを外された格好になっていました。
しかし麻生財務相は5月4日に訪問先のフィリピンで「セクハラ罪っていう罪はない」と発言。福田前事務次官の辞任についても「役所に対しての迷惑とか、品位を傷つけたとか、そういった意味で処分をさせて頂いた」と財務省の見解を無視して発言しています。
この発言には当然ながら全国的に批判が噴出しましたが、5月8日には再び「(セクハラは)親告罪で訴えられなければ罪ではない。事実を申し上げている」などと支離滅裂な持論を開陳。親告罪なら罪なのですが、その辺りも理解できていないようです。
これにはさすがに自民党内からも異論が出ており、10日の衆院総務委員会では野田聖子総務相も国会答弁で「適切な表現ではない」と批判。「いじめ問題」を例に挙げ、「『いじめ罪』がないっていう議論はない」と指摘。「そういうことを学習してきた人からすると、決して適切な表現ではないということは明らか」とばっさり切り捨てています。
そんな麻生財務相ですが問題の初心に戻ったようで、5月11日の衆院財務金融委員会で福田前事務次官が女性記者にはめられたとの見方を再び引っ張り出して「そういう可能性は否定はできない」と発言してしまいました。
これはほんの半月余り前に炎上して釈明に追われた発言を蒸し返しただけでなく、財務省の調査の公式見解すらちゃぶ台返ししていることになるのですが、麻生財務相には理解できているのでしょうか?
柳瀬元首相秘書官と同様に記憶力に問題が見られるのであれば、自民党内でしっかりと「調整」を行っていただいたほうがよいのかも知れません。
【5/11 17:10追記】
麻生財務相が衆院財務金融委員会の午後の審議で批判を「真摯に受け止める」と態度を一転させました。共産党の宮本徹議員から追及されて「(答弁を)撤回する」と明言、さらに「(福田氏の)セクハラ行為はあったとの前提で処分している」と述べるなど全撤回状態になりました。
もちろん撤回したからといって「あったものを無かったことにはできない」事は言うまでもありません。半月余りの間にこれだけ発言内容がコロコロと変わり続けている現状には公務継続を危ぶむ声も囁かれそうです。
はめられた可能性「否定できない」と財務相 | 2018/5/11 - 共同通信
麻生氏:「はめられた可能性」発言を撤回 セクハラ問題で - 毎日新聞
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