肺がん患者の参考人に「いい加減にしろ!」ヤジの自民・穴見陽一議員、Facebook上にテンプレ謝罪でさらに炎上



予想通りのテンプレ謝罪が予想通りの燃料投下となりました。詳細は以下から。


◆参考人へのヤジで炎上した穴見陽一議員
ファミリーレストラン「ジョイフル」創業者の長男にして元社長、「大分青年会議所 OB会員」でもある自民党「魔の3回生」で日本会議国会議員懇談会、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会にも所属し、幸福の科学の信者とも報じられている穴見陽一議員。

自らが公益財団法人大分がん研究振興財団の理事でありながらがん患者の参考人の意見陳述に対して2回に渡って「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしたことで炎上していましたが、これを受けてテンプレそのままの謝罪をFacebook上の掲載して事の収束を計り、結果的にさらなる燃料を投下してしまいました。

◆謝罪になっていないテンプレ謝罪
掲載された「お詫び」を読んでみるとまったく「お詫び」になっていないことが分かりますが、どこがどうおかしいのか指摘してみます。


この度、去る6月15日に行われた衆議院厚生労働委員会において、参考人のご意見の際、私が「いい加減にしろ」といったヤジを飛ばしたという報道がありました。



という冒頭でまず、自分がヤジを飛ばしたかには触れず、報道があったとのみ記述しています。つまり、自分がヤジを飛ばしたことをこの文章の中で認めていません。そして

まずは参考人の方はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くお詫び申し上げる次第でございます。



となっていますが、これが「不快な思いをさせたなら」と仮定し、「不快な思いをさせた」ことに謝罪するという政治家などが炎上した際のテンプレ中のテンプレでした。つまり、穴見議員は自分がヤジを飛ばしたことを認めていないばかりか、ヤジ自体を謝罪したわけではないのです。

率直に文章を読んでいけば、これは「ヤジを飛ばしたという報道」が「参考人の方はもとより、ご関係の皆様」に「不快な思いを与えた」という状況が借りに生じた場合、それに対して「心からの反省と共に深くお詫び申し上げる」と述べているに過ぎません。

つまり、何が悪かったのかを全く分かっていないか、分かっていながら謝罪を拒んでいるかのどちらかと判断せざるをえません。

穴見議員が批判されているのは、国会がわざわざ承知して意見を述べてもらっている参考人に対してヤジを飛ばすという、国会議員としてあるまじき行為についてです。

立法府たる国会が、立法を行うに当たって必要な意見を聞くために参考人を承知していわけのですから、国会議員としては例え自分の意見と相違があるにしても拝聴すべき場面です。

それを野党との国会質疑とでも勘違いしたのか、「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしたわけで、自らの役割を全く理解していないと断罪されてもおかしくありません。

そして今回の参考人招致はステージ4という末期がんの患者である日本肺がん患者連絡会理事長が、優れない体調の中で招致に応じて意見を述べていたもの。その参考人に対する暴言ですから「政治家として以前に人間としてあり得ない」という批判が湧き起こるのも当然の結果と言わざるを得ません。

最後に、このヤジを飛ばした理由として挙げているのが以下のとおり。

もちろん、参考人のご発言を妨害するような意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという想いで呟いたものです。



という肺がん患者の参考人を「喫煙者を差別する『差別主義者』」に仕立て上げて被害者ヅラをしてみせるという、さすがに絶句せざるを得ないものでした。

全体をまとめると、「がん患者の参考人が喫煙者を差別するような発言をしたから『いい加減にしろ!』とヤジを飛ばした。それについて報道されたことで不快な思いをした人が仮にいたら、不快にさせたことについては謝る。でも発言を妨害しようとしたわけじゃない」ということになります。

どこをどう読んでもヤジへの謝罪ではありません。

◆当然ながら再炎上
ということで、既にネット上ではこの謝罪がヤジ自体に負けない燃料となって炎上が激化しています。

「不快な思いを与えたとすれば」という「何が悪かったのか」をごまかすテンプレ、相手を差別者扱いして被害者ヅラをする卑劣さ、謝罪をFacebook上だけで済まそうという姑息さなど、誠実さのかけらもないことをかえって露呈してしまった今回の謝罪文。

謝罪は「ヤジを飛ばしたこと」について本人の口から直接参考人に行われなければなりませんが、果たして穴見議員は人間として当然の謝罪をすることができるでしょうか?

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