【東京五輪贈賄疑惑】退任表明のJOC竹田会長、名誉会長就任を提案されてしまう



いったい日本語で「名誉」とは何を指すのでしょうか?詳細は以下から。


東京五輪贈賄疑惑でフランス検察当局の捜査対象となっていたJOC竹田会長。週明けにも辞任発表が噂されていたが、3月19日のJOC理事会で今年6月の任期満了をもって退任することを表明しました。

竹田会長は「今回、世間をお騒がせしたことを心苦しく思っている。自分の進退について慎重に考え、決断として次代を担う若いリーダーにJOCを託すことが最もふさわしいと考えるに至った」と述べており、事実上の引責辞任となります。

1月の記者会見では質疑応答に対応せずに逃亡したことが大きく批判されましたが、この日はさすがに報道陣に対応。その中で「不正なことはしていない。潔白を証明すべく今後も努力していきたい」と疑惑に対してシロであると明言。

1月の記者会見での逃亡劇についても「私としては、不本意な形で終わって誤解をお招きしたことは大変残念だった」と発言し、贈賄に関与しているという疑惑は誤解だと強調しています。であれば「世間をお騒がせした」としての退任は、むしろ疑惑を深める結果に繋がりかねませんが…?

また、理事会ではソウル五輪銅メダリストの小谷実可子さんが涙ながらに名誉会長への就任を提案したとされていますが、五輪を巡る贈賄疑惑の捜査対象の人物をJOCが名誉会長として迎えるのはさすがに悪い冗談でしかありません。

疑惑を誤解だと主張する以上、ぜひとも堂々とフランスに赴いて検察当局の操作に協力し、きれいさっぱり潔白を証明した上で名誉会長に就任し、東京オリンピックを大成功に導いていただきたいところです。

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