数百人の納税者が列をなし、濃厚接触せざるを得ない確定申告の期限が延長となりました。詳細は以下から。
政府が全国で感染が拡大する新型コロナウイルスの対策のひとつとして、確定申告の期限を延長する方針を固めました。
すでに確定申告は始まっており、所得税の期限は3月16日、消費税の期限は3月31日となっていますが、ともに4月16日まで延長となります。
経験者はご存じのとおり、毎年この時期には税務署に高齢者を含む数百人の納税者が押しかけて列をなし、最低でも2時間はすし詰めになり、他の納税者や係員と濃厚接触が確実に生じるため感染の危険が高いことは指摘するまでもありません。
また主に個人事業主やフリーランスが納税に訪れるため、病気休暇の取れる会社員らに比べて生活への打撃が大きくなる可能性もあります。
なお、コロナウイルスはシンガポールでも流行が見られるように暑さにも強いため、4月中旬への期限延長で感染の危険が減るかは議論の余地もあります。
なお、マイナンバーカードとカードリーダーを使わず自宅からe-Taxで確定申告できる「ID・パスワード方式」という方法も存在しますが、事前に面談が必要なため今年度利用するのは難しいかもしれません。
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