「東京オリンピック延期は決定」IOC最古参委員が明言



ようやく現実に即した話が動き始めるきっかけとなるでしょうか。詳細は以下から。


◆IOC委員が「東京オリンピック延期」を明言
国際オリンピック委員会(IOC)のベテランであるディック・パウンド委員が、東京オリンピックについて「延期は決定された」と明言したことをUSA Today紙が報じています。2021年への延期となる模様とのこと。



USA Today紙のインタビューにパウンド委員はIOCが持っている情報に基づいて大会の延期は決定された。大会は7月24日に始まることはない。これから延期による甚大な影響を処理することになると答えています。

なお一部では「これはIOCの正式決定ではなく、委員のひとりの個人的意見でしかない」という誤解が生じています。

ですがパウンド委員は1978年からIOC委員を務めており、IOCが設立した五輪放送サービス(OBS)や世界反ドーピング機関(WADA)の委員長経験もある最古参の委員。単なる末端の個人的意見と聞き流せるものではありません。

◆海外では開催延期に支持集まる
実際にカナダは東京オリンピックに選手団を派遣しないことを決めており、アメリカ合衆国でも7割の選手が延期を支持するなど、予定通りの開催は現時点でも絶望的。予定通りの開催を強行すれば世界的な非難を浴びることは必至。

延期するにしても、会場や人員の確保など先手先手で対応しなければ、より状況が厳しくなることは間違いありません。一刻も早い決断が必要です。

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