DHCテレビ「ニュース女子」3月で終了、沖縄基地問題のデマと誹謗中傷でBPO案件にも



沖縄基地問題を扱った際にBPOが「重大な放送倫理違反」と人種差別と人権侵害を認定した自称保守界隈御用達の情報番組「ニュース女子」がついに終了となります。詳細は以下から。


◆自称保守界隈御用達の「ニュース女子」終了
DHCテレビジョンが制作し、かつてはTOKYO MXで放送されていたバラエティー・情報番組「ニュース女子」。

沖縄基地問題を特集した際、反対派当事者への取材なしで「日当を得て活動している疑いがある」「現場に出動した救急車を止めた」と未確認デマを報じ出演者が批判するという内容で大炎上となりました。

放送倫理・番組向上機構(BPO)は番組に重大な放送倫理違反があったと指摘。その後最終的に人種差別と人権侵害が認定され、TOKYO MXでの放送も終了になりました。



ですがDHCテレビは番組の制作を継続し、ネット媒体や衛星放送、地方局での放送を続けていく意向を発表。それから3年経ち、3月16日付の放送で「ニュース女子」が3月末で終了することが明らかにされました。


◆DHCは「明確なヘイト企業」という現実
DHCといえば、昨年末に「サントリーCM起用タレントはほぼコリアン系日本人」「ネットではチョントリーと」とした吉田嘉明会長のステートメントが炎上しています。

これは公式サイトのキャンペーンヤケクソくじについて」(魚拓上のもので、他社批判に留まらない差別表現によって大きな批判を浴びました。

吉田会長は公式サイト会社概要ページのメッセージ(pdf)でも直球のヘイトスピーチを行っており、たまたま筆が滑った話でもありません。

また会長だけにとどまらず、DHCテレビは「ニュース女子」以外にも自称保守界隈の「論客」が多数出演する「虎ノ門ニュース」も放送。同番組は検察庁法改正問題自民・和田正宗議員の暴言などで問題になったほか、百田尚樹がトンデモ歴史本として知られる「日本国紀」を宣伝していたのもこちらです。

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