東京五輪組織委は、ただでさえ深刻な人手不足となっている看護師を500人、それぞれ原則5日以上徴用するつもりのようです。詳細は以下から。
東京五輪組織委が4月9日付で日本看護協会に、大会期間中に看護師500人の確保を依頼したことが話題となっています。
これは赤旗新聞が25日に報じたもので、期間中に医師や看護師ら医療スタッフが約1万人必要となることを受けてのある意味「徴用」。
活動場所は競技会場に加え、選手村の総合診療所、選手村分村、宿泊療養施設など。内容は主に国内外の選手らへの対応で、コロナ発症前提の対応を求めている模様で、もちろん海外変異株を含めた感染リスクが伴います。
参加は原則5日以上を要求している上、早朝・深夜も含め9時間程度のシフトが科されることに。加えて大会前の5~7月の役割別研修の参加は「必須」としており、場合によっては緊急事態宣言真っただ中に研修に駆り出される可能性も。
医療従事者の慢性的な人手不足と重労働が指摘される中で、五輪が医療現場にさらなる負担をかけることになり、国民の理解を得られるかには大きな疑問符が付きそうです。
【4月29日追記】
4月28日の衆院厚生労働委員会での立憲・長妻昭議員の質問の中で、この看護師500人はボランティアとして確保依頼されていたことが明らかにされました。該当部分は以下動画の1:07:00辺りから。
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