スギ薬局会長夫妻ワクチン優先問題、「秘書の使命感」による独断と釈明



スギ薬局会長夫妻にワクチンを優先接種できるよう行政に便宜を求めた問題は、会長夫妻の希望ではなく使命感にかられた秘書の暴走によるものとする釈明文が公開されました。詳細は以下から。

愛知県西尾市の近藤芳英副市長が、スギ薬局を展開する「スギホールディングス」創業者の杉浦広一会長と、妻の昭子相談役の予約枠を優先確保しようとしてスクープされ、大炎上している問題で、同社が釈明文を発表しました。


これは「当社、代表取締役会長ならびに相談役のコロナワクチン接種の対応に関する経緯について」とする文書で、「当社会長杉浦広一および相談役昭子へのコロナワクチンの優先的接種を西尾市様に依頼した」と事実を認めた上で謝罪しています。

ただしこの文書には会長や相談役本人の言葉も署名もなく、あくまで会社として出した文書という体裁となっています。

文書ではこの問題の背景として「当社相談役が肺がんを患い大きな手術を経験」していることを挙げ「一日も早いワクチン接種をと慮った当社秘書が西尾市役所様にお問い合わせをさせていただいとことに端を発します」と、秘書がやったと釈明。

執拗に問い合わせたことには「その使命感ゆえに何度かお問合せを繰り返ししたことについてご迷惑をおかけしたと考えております」としています。

加えて「また会長杉浦自身は過去にアナフィラキシーショックを経験しており、ワクチン接種は希望しておりません」と、あくまで秘書が使命感から独断で暴走したという認識です。

なお朝日新聞によると、西尾市の簗瀬貴央市健康福祉部長が謝罪会見の質疑応答で「秘書の方からは『会長が接種を楽しみにしています』と言われた」と答えており、会長らがこの件を知らなかったわけではないことが分かります。

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