五輪選手団ワクチン「打ち手は競技団体が探して」、丸川五輪相が丸投げ



IOCが提示した五輪選手団へのワクチン優先接種。批判とは別に実際打つにあたっての道筋にも大きな問題がありました。

場合によっては競技団体に不満や怒りの矛先が向く可能性もありそうです。詳細は以下から。

丸川珠代五輪相は、IOCが手配した五輪選手団向けにワクチンについて5月11日の閣議後記者会見でワクチンを打つ医師などを競技団体が自分で探すように求めました。

丸川五輪相はオリ・パラあわせて2500人規模の日本選手団に対する打ち手について「選手を普段から見ているスポーツドクターなど、競技団体が探してくる状況」とし、国では手配しない考えを示しました。

また今月末にも接種を始めるとしつつ肝心のワクチンが届く時期も未定で「調整したい」とするのみ。また接種場所も「場所がないときに、トレセンを使うことも考えられる」とするなど、確保されているわけではありません。

当然いつどれくらいのワクチンが届くかが分からなければ接種のスケジュールを立てられず、場所や打ち手の確保もできません。

丸川大臣はJOC山下会長と「優先接種対象者、医療従事者に影響を生じさせない」と確認していますが、多くの感染者が自宅待機を余儀なくされる現状で、医療従事者の打ち手が引き抜かれることには抵抗も大きくなりそう。

その役割を国や都、組織委ではなく各競技団体に丸投げすると、不満の矛先がそちらに向けられる可能性もあり得ます。

丸川大臣は五輪の持つ意味を「コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」と強調しましたが、無理をすればかえって分断を深める結果にもなりかねません。

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