新型コロナやワクチンのデマへの注意喚起こそ行われていますが、実際にはFacebook上で怪しげな情報が野放しになっている状況が明らかになっています。
コロナワクチンで和歌山県の小学生女児らが死亡したとするデマがSNSで拡散し、読売新聞が10月8日、「児童ら「接種後に死亡」と誤情報…開業医の投稿で拡散も、「隠蔽するな」学校に抗議続々」との記事を掲載しました。
YouTubeでは以下のように、新型コロナを含む全ての「ワクチンデマ」が禁止され、違反したチャンネルは停止されることになりましたが、Facebookでは今も反ワクチンを掲げ、デマを拡散する投稿やグループが野放し状態であることが浮き彫りになっています。
「コロナ真実探究会」というグループではこのデマに関し10月1日時点で「コロナ罹患では死亡しない」とする渡辺忍千葉市議の投稿が転載されています。
「ワクチン情報局」というグループでは本件について学校と市役所に問い合わせたという登校が拡散。
「あなたを幸せにしたいんだ」という政治団体アカウントは学校がこの件を「隠蔽しようとしている」と投稿。
「新型コロナワクチン問題」というグループでは和歌山の水管橋崩落が女児死亡を隠すための事件だという陰謀論まで飛び出しています。
コロナワクチンには副反応が存在し、死亡例や重篤な後遺症も報告されています。危険性を危ぶむ声があるのは当然ですが、デマの拡散はまったく別の話であることに注意する必要があります。
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