現在サポーターとされていた民間企業および個人名が見えない状況になっています。詳細は以下から。
◆「温泉むすめ」が炎上、設定の闇深さも話題に
ことの発端は11月15日、女子高生サポートセンターColaboを運営する仁藤夢乃さんが温泉文化振興企画「温泉むすめ」に対して行ったこちらのツイート。
温泉むすめのキャラクターたちの、スカートめくりや夜這い待ち、未成年飲酒などの設定を「性差別で性搾取」と指摘しています。
これには表現の自由の侵害、営業妨害などと仁藤氏の主張に批判が集中しましたが、過去には少なからぬ温泉地が男性向けの性的接待の場となっていた歴史もあり、本件は双方向から炎上。
温泉むすめが平均30歳で神階が上がることで人から見えなくなって代替わりし、その条件も「この温泉地のために自分にできることはもうない」と悟った時というという公式設定も、こうした歴史を考えるとかなり生々しいものと言えそうです。
◆温泉むすめは政府肝いり、一流企業も多数サポートの企画
運営会社エンバウンドは内閣府からクールジャパン企業に選ばれており、温泉むすめも2020年には政府観光局が推進する訪日誘客キャンペーン「Your Japan 2020」にも選出されるなど、本企画は政府肝いりと呼べるもの。
CMでも観光庁後援プロジェクトと明記されています。
批判者のアカウントも指摘しているように、温泉むすめはキヤノンやFUJIFILM、大日本印刷、スカイマーク、読売新聞、ユニシス、ぴあなどの一流企業がサポーターとなっていました。
こちらが11月15日時点で掲載されていたサポーター企業です(魚拓)。
ですが16日には運営会社が指摘のあったキャラクターの設定などの表現を告知なしで修正。
17日午前8時現在で、観光庁を除くすべての企業及び個人サポーターが全削除されていることが確認できます。
本件がサポーターらの撤退を意味するのか、炎上に伴う企業や個人への「電凸」を含む直接連絡を避けるための措置なのかは現時点では不明。
現在、エンバウンドに状況確認の問い合わせを行っており、回答があり次第追記します。
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