受験生にとっては非常に助かる配慮ですが、入念な感染拡大防止策が求められます。詳細は以下から。
文部科学省が1月7日、無症状の新型コロナ濃厚接触者の受験生が会場に向かう際、一定の条件下でタクシーを利用することを認めました。自家用車を所有していない家庭への配慮とのこと。
文科省は濃厚接触者の受験生に関し、PCR検査が陰性で受験当日も無症状の場合は別室受験を認めるとしており、昨年の条件にあった「電車やバス、タクシーなどの公共交通機関を利用せずに試験場に行く」が変更になった形です。
なおこの方針は大学受験だけでなく、中学や高校受験でも同様の対応を求めます。
通知では、事前に濃厚接触者であることを告げた上で予約すれば、ガイドラインに基づく感染対策を行っている車で受験会場に行くことを認めます。
この車にはタクシーの他、ハイヤーや海上タクシーも含まれており、国土交通省もそれぞれの事業者に同様の通知を行います。
受験生がタクシーを予約できなかった場合には、文科省が各地方運輸局と連携してタクシー会社を紹介するとのこと。
ただし地方から東京などの都市部で受験するケースや、タクシー代の捻出が困難な家庭もあるため、すべての受験生の救済にまでには至らなそうです。
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