東京都「同性パートナーシップ宣誓制度」ついに始動、在勤・在学者や転入予定者も対象



渋谷区と世田谷区から始まった同性カップル制度。ついに東京都としてスタートさせることになりました。


東京都「同性パートナーシップ宣誓制度」11月にスタート

東京都は2022年5月10日、LGBTQなど性的少数者のカップルを公的に婚姻相当と認める「同性パートナーシップ宣誓制度」の運用を11月1日から始めることを発表しました。

10月中旬からオンラインで受け付けを開始し、受理後原則10日以内に受理証明書を無償で発行します。

都は2月に素案を示しており、公募意見を踏まえた上で制度案をまとめました。

同性パートナーシップ宣誓制度の対象は?

カップルの双方が成人で、どちらかが都内に在住か在勤・在学していることが条件とされており、国籍も問いません。

また、届け出から3か月以内に都内に転入予定の場合も対象とします。

都は制度開始までに証明書を活用して受けられる住民サービスを公表するとしており、民間事業者に対しても従業員の福利厚生への活用を働きかけるとしています。


同性カップル制度、市区町村から都道府県へ

市区町村がメインだった同性カップル制度ですが、東京都が乗り出してきたことで都道府県レベルでの制度が今後増えていく可能性も高そうです。

国としてこの制度が認められるのがベストですが、そこまでの道のりが着々と踏み固められています。
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