Midjourneyやmimicなど、AIによる画像作成が大きな話題となっていますが、音楽の分野にもAIが全力で進出してきています。
AIによって絵師たちの仕事が奪われるかも…といった論調がありましたが、ミュージシャンにとっても他人事ではなくなりそうです。
メタバースでAI DJがAI自動生成楽曲をプレイし続けるPartyが登場
AI DJ活躍の舞台となっているのは、Sensorium社の開発したメタバース「Sensorium Galaxy」上で8月から配信されているストリーミングチャンネル、「Empyreal Parties」です。
ここではSensoriumの要するヴァーチャルアーティストのKara Mar、Natisa Sitar、NinalisらがDJとして登場。24時間365日休むことなくプレイを続けます。
ここで使われている楽曲はすべてMubert社のAIによる音楽自動生成プラットフォームによって作られたもの。
AIが自動的に作り続ける音楽をAIが自動的にDJプレイし、メタバース上でPartyが開催されるという、「レディー・プレイヤー1」そのままの未来がやってきてしまいました。
コロナ禍でオンラインでの音楽イベントが一時盛況となりましたが、その段階からさらに一足飛びにすべてAIが行うPartyが誕生したことになります。
AIは音楽にどこまで進出するのか?
記事執筆時はいわゆる四つ打ちのダンスミュージックがプレイされていましたが、楽曲とミックスのクオリティはもとより、映像に関しても文句の付けようがありません。
現実のDJはフロアのクラウドの反応を見ながら選曲を変え、流れを操るものですが、AIがその辺りをどう判断するかは興味深いところ。
メタバース上で参加している人のリアクションを踏まえて展開を変えていくことができるなら、人間のDJの仕事が脅かされるレベルといってもいいかもしれません。
今後AIは音楽にどこまで進出するのでしょうか。
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