失笑、冷笑、嘲笑、乾いた笑いしか出てこない体たらくです。詳細は以下から。
昨日お伝えしたばかりの民進党と希望の党の統一会派結成の構想ですが、15日の幹部間合意からたったの2日で頓挫してしまいました。
頓挫の理由はこの統一会派構想が安保法制や憲法改正といった根幹政策の違いを棚上げした上で野党第1党の立憲民主党を上回る議席数を持つことで国会対策の主導権を握ろうという「野合」でしかなかったという極めて当たり前のこと。
15日の幹部間合意の時点で安保法制に対しても「違憲と指摘される部分の削除を含め見直しを行う」といったどうとでも取れるような玉虫色のスタンスでお茶を濁しただけで強行突破を計り、当然ながら両党内で激しい反対を受けることになりました。
民進党では、離党を検討してきた真山勇一、杉尾秀哉両参院議員らは即時の離党は保留したものの、今後の執行部の対応次第では離党を検討。無所属の会の間でも統一会派の支持は広まらず、大きな溝を作ってしまうことになりました。
「民進党右派」と極右勢力の混合物である希望の党では、玉木雄一郎代表から分党を提案された松沢成文参院議員団代表が「理念・政策が大きく異なる政党と無理やり会派を組もうとしたから大失敗した」と執行部を厳しく批判するなど、こちらも大きな禍根を残しました。
どうにも煮え切らず、画期的な決断のできない民進党的な体質がここでも発揮されてしまい、分裂も統一もできないままグダグダの内紛に陥るという懐かしさすら感じるお粗末な結果になってしまいました。
1月22日に招集される通常国会を目前に、両党の存在感はさらに薄くなり野党第1党の夢は潰えてしまいました。勢力拡大のための野合を頑なに突っぱねた立憲民主党の枝野代表の姿勢が結局は正しかったということになりそうです。
統一会派、わずか2日で破談=民・希双方にダメージ:時事ドットコム
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