「出国税」が成立、2019年1月7日から国籍問わず日本から出国の際に1000円を徴収



日本から出るために税金を払うことになりました。日本人も外国人もです。詳細は以下から。


日本からの出国時に1人1000円を徴収する「国際観光旅客税(出国税)法」が4月11日の参院本会議で賛成多数で可決し、成立しました。

この出国税は国籍を問わず、日本人であっても外国人であっても一律に徴収対象となります。1回の出国につき航空券などに1000円上乗せされる仕組みで、運送事業者が徴収して、翌々月までに国に納付する仕組みになっているため空港などで別途支払うことはありません。


徴収開始時期は2019年1月7日を予定しており、最初の2018年度は60億円、平年度ベースでは430億円の税収を見込んでいるとのこと。

この税の使い道は「快適な旅行環境の整備」「日本の多様な情報を入手しやすくする」「地域の文化・自然を活用した観光資源の整備」などの3分野が先に成立した改正国際観光振興法によって指定されています。

これに加えて鉄道など公共交通事業者の努力義務として、公衆無線LANの整備やトイレの洋式化、電子決済システムの導入や、定額で乗り放題となる周遊パスの発行なども促すとしています。

基本的には東京オリンピックの開催される2020年に向けてインバウンドを増やし、それに伴う外国人観光客による消費の増加を見込み、地方への観光客誘致を強化するとのこと。

観光客向けの施策が多くなりそうですが、極めて不評な国内の公衆無線LANの改善など国籍に関係なく便利になる方向性に向かうことを願うばかりです。

出国時に1000円徴収、19年1月7日から 新法成立:日本経済新聞


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