マリファナ自動販売機「Autospense」がカリフォルニアに登場、ただし医療大麻に限る



アメリカでは州によっては医療大麻が認知され、実際に利用もされています。この度、全自動で医療用のマリファナが購入できる高性能な自動販売機がカリフォルニア州に登場しました。

Autospense, A Marijuana Vending Machine

Aliso Viejo company creates pot vending machine dispensaries, derobbio, autospense - News - The Orange County Register

この自動販売機「Autospense」を開発したのはDISPENSE LABS。万全のセキュリティ対策を施され、カメラで常時監視されている小部屋の中に設置されています。事前に登録を済ませ、メンバーシップカードを持っている人だけが入室可能。


カードとパスワード、さらに指紋認証を実施することによって24時間安全に医療大麻を購入できるようになります。



タッチパネルで購入したいマリファナの品種や量を選びます。


代金を払うと指定したマリファナが取り出せます。支払いは現金、クレジットカード、デビットカードが利用可能。


説明の動画(英語)はこちらから。


現在「Autospense」が設置されているのはカリフォルニア州のサンタ・アナの薬局内。カリフォルニア州は1996年に医療大麻を認可する法案「Proposition 215」が可決されましたが、連邦法では今も禁止されています。さらに2005年に連邦最高裁判所が医療大麻を認可している州でも大麻を連邦法によって取り締まることができるという判断を示したため、法的な相違が生じています。

DISPENSE LABSの創始者ジョー・デロッビオ氏は、こうした現状に対して「『Autospense』のような存在が立法者たちの考え方を変えてくれるはずだ」と自信を見せます。「セキュリティや生産元、流通経路がはっきりすることで患者たちは安心して医療大麻を購入できる。さらにはブラックマーケットへの資金の流入、犯罪の増加なども抑えることができる。」とのこと。


医薬品としての大麻の浸透度がこれでまた深まることになるのでしょうか。

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