自分だけがどれだけ注意しても、相手がある以上、完全には防ぎきれない交通事故。
いざ自分や家族が被害者になってしまった時に頼れるサイトが登場しています。詳細は以下から。
深田法律事務所のプレスリリースによると、いくつかの簡単な質問に答えるだけで、弁護士目線での過失割合と賠償金額を計算できるサイト「交通事故お役立ち手帳」を公開したそうです。
交通事故の被害にあった時、加害者の加入している保険会社が被害者に賠償の説明や治療費などの支払いますが、専門知識がなければ損をしてしまうケースも少なくありません。
そうした中で「より多くの交通事故被害者に専門的な情報をもっと手軽に入手してもらいたい」と作られたこのサイトでは、過失割合と賠償金額を事故に関する簡単な質問から調べる機能を実装しています。
このような質問にひとつずつ回答することで、より正確な過失割合を算出することが可能に。
より詳細に答えるほど過失割合が正確になっていきます。
調べた過失割合をPdfで印刷することが可能です。
また保険会社の示す賠償金額は社内のマニュアルで計算したにすぎず、被害者が従わなければならないものではない、とのこと。サイトでは過去の裁判例をもとにした「弁護士基準」で計算することで金額が高くなるとしています。
こちらも事故に関する情報を入力していくことで慰謝料や休業損害などの賠償金が算出されます。
内訳とともに合計金額が示されます。
こちらも解説付きの計算書がPdfで印刷できます。
このPdfには自分の事故に関係する欄に自動でチェックされ、簡単に解説ページに飛べるようになっています。
「交通事故お役立ち手帳」にはこれ以外にも弁護士による交通事故被害に関する情報が網羅されており、知りたい場面や内容を詳しく理解できるようになっています。
そしてこのサイトには趣旨に賛同した全国25の法律事務所に所属する弁護士による無料の法律相談も可能。過失割合や慰謝料を調べた際のPdfを添付してメールで無料相談もできるようになっています。
「よく分からないから」という場合はもちろん、家族が死亡したり自分が大けがをしたりと思うように動けないのが交通事故被害。
事前に「交通事故お役立ち手帳」を知っていれば、泣き寝入りという最悪の事態は防ぐことができそうです。
・関連記事
自転車の交通違反からも「罰金」徴収へ、青切符相当で前科にはならず | Your News Online
「事故物件」でも自然死や病死・事故死なら告知不要に、知りたい場合は確認も | Your News Online
【コラム】「タイムズカーシェア」大幅値下げがもたらすレンタカーの「斜陽」と自動車所有の「代替策」 | Your News Online