架空番号で「誰でも何度でも予約可能」なことが報じられたワクチン大規模接種東京センターの予約システム。
一度は改修困難とした防衛省でしたが、今後改修していく予定が報じられました。
◆防衛省がシステム欠陥の一部改修へ
Aera.dotの「【独自】「誰でも何度でも予約可能」ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥」という独自記事で明らかになった大規模接種予約システムの驚くべき欠陥。
その内容は予約サイトで6桁の市区町村コードと10桁の接種券番号に適当な数字を入れるだけで、対象者でなくても予約が取れてしまう致命的なものでした。
NHKによると、この欠陥に対して防衛省は「システムの大規模な改修は難しい」としていましたが、今日になって岸信夫防衛相が改修することを明らかにしました。
ただし岸大臣は市区町村コードについてのみ「真正な情報であることが確認できるように改修する予定だ」としていますが、それ以外の接種券番号や生年月日などに関する改修は予定されていません。
◆法的手段も辞さないとするものの…
加えて加藤官房長官も架空情報を使った大量予約に対し「ワクチンがむだになってしまう悪質なケースについては法的措置を取ることも排除していない」と強調。
ただし実際の問題は悪意あるサイバーテロ以上に、ネットに不慣れな高齢者の打ち間違いによる架空予約や自治体ワクチンとの二重予約など、法的手段で取り締まれない部分。
こうしたミスが防げなければワクチンのむだや接種の遅れは間違いなく生じることになります。
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