薪を燃やして暖を取りつつ料理を作れ、携帯も充電できてしまう火力発電ガジェット



大きな災害でライフラインが寸断されたらどうなるか?東日本大震災から日本人が学んだ大きな教訓の一つでもあります。この「BioLite HomeStove」は、そうした局面で大きな力を発揮するかもしれません。


このBioLite HomeStoveは本来は発展途上国の電気の供給がない、もしくは不安定な地域向けに開発された、いわば小型の火力発電所。薪を燃やす熱で小規模な発電を行い、USB経由で携帯電話などを充電したり、LEDライトを光らせることができます。


ロケットストーブと呼ばれる形状をしており、上の部分には鍋などを置くことができるので湯を沸かしたり料理をすることも可能。寒い時にはもちろん暖房になります。

「BioLite HomeStove」はその燃焼パフォーマンスの高さから、裸火に比べて薪の使用料を50%削減でき、中毒事故や健康被害のもととなりうる一酸化炭素や煙の量も90%減らせるとのこと。より安全だと言い換えることもできるでしょう。


東日本大震災時はTwitterなどのSNSが大きな力を発揮しましたが、スマートフォンは便利な半面充電が切れるのが早いのが弱点。いざというときの充電手段の1つとして活用できそうです。

この商品に興味がある場合はBioLite社に直接コンタクトを。

また、よりコンパクトな「BioLite CampStove」も発売されています。こちらは非常に小さくて携帯にも便利で、同じように充電もできます。


ただし火力はマシュマロを焼く程度が関の山のよう。ちょっとしたアウトドアグッズといったところでしょうか。


こちらはそのままHPから購入可能。$129(10000円)です。

今後の地震に対しては気がかりなニュースも流れ続けています。少し違う発想のこうした防災用品も一考する価値があるでしょう。
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