1ヶ月前、オバマ大統領再選の日にワシントン州とコロラド州での嗜好品としての大麻合法化が決定しましたが、今週木曜日に正式に解禁となり、多くの愛好家がカウントダウンで祝福しました。
ワシントン州シアトル中心地区の有名なタワー、スペースニードルには現地時間の深夜12時に合わせて数百人の大麻愛好家達が集合してカウントダウンが行われ、日付が変わると同時にパイプやジョイント(大麻タバコ)に火を付けて解禁を祝いました。
厳密にはワシントン州の新しい法律でも公共の場での大麻吸引は認められておらず、「公共の場での飲酒」と同じ程度の罰金刑に処せられる場合があります。ただし、警察はこの日のカウントダウンに関しては黙認の姿勢をとりました。
警察のスポークスマン、Jonah Spangenthal-Lee氏がシアトル州政府のサイトSPD Blotterに書き込んだコメントが洒落ています。
「我々警察は、大麻愛好家の皆様が州法の元、責任を持った態度で自宅のプライベートな空間で大麻を吸引して酩酊し、ピザを注文しておとなしく「ロード・オブ・ザ・リング」でも片っ端から鑑賞なさってくれることと信じております。(The police department believes that, under state law, you may responsibly get baked, order some pizzas and enjoy a 'Lord of the Rings' marathon in the privacy of your own home, if you want to)」
新しいワシントン州法では21歳以上の大人による1オンス(約28グラム)以下の大麻の所持が合法化されましたが、大麻の販売についてはまだ違法。今後1年間かけて栽培者、加工者、販売店向けのライセンスと流通システムを構築する予定。その際、各段階で25%ずつ課税されるとのこと。この税収は年間数億ドルクラスになるとも予想されています。
なお、コロラド州での新しい州法に基づく大麻解禁は来年1月5日の予定。こちらも大きく盛り上がりそうです。
また、注目される連邦法との関係ですが、現時点ではもちろんアメリカ合衆国としては大麻は違法となっており、連邦捜査官による逮捕はあり得るとのこと。オバマ大統領も現時点ではコメントを出していない模様。
この日、ワシントン州では大麻解禁と同時に同性婚も解禁され、役所には婚姻届を出す同性カップルの行列ができていました。
この変化がアメリカ合衆国全土に対してどのように波及していくのか、国外に対してはどのような影響が現れるのか、非常に注目されるところです。
Pot smokers light up Washington Space Needle as state legalizes marijuana and same-sex marriage Mail Online
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