宝塚歌劇団で全国に知られる兵庫県宝塚市が同性パートナー制度を導入することが明らかになりました。
兵庫県宝塚市はパートナー宣誓書を提出する同性カップルに対し、2016年6月から証明の受領証を発行することを決定しました。
保坂展人世田谷区長はこの決定を受け以下のようにツイートし、全国で3番目、東京都以外では初めてとなるこの動きの更に多くの自治体での広がりを望む旨を明らかにしています。
中川智子宝塚市長から連絡があり、今日の記者会見で、宝塚市も世田谷区の「要綱」方式を参考にして、LGBT当事者に対しての支援策を発表し、来年半ばから実施へと発表したそうです。自治体の輪がさらに広がることを望みます。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) 2015, 11月 30
宝塚市の同性パートナー制度は条例を制定する渋谷方式ではなく、自治体の事務の目的や手順を示した「要綱」によって宣誓書を発行する世田谷方式。よって、不動産業者や病院などへの強制力は持ちません。
ですが逆に、世田谷方式は議会の承認を必要としないことから、どの自治体でも首長の判断で導入が可能。仮に昨日大炎上した同性愛者を「異常動物」などと無知丸出しで差別する神奈川県海老名市の鶴指真澄市議のような愚物が議会に紛れ込んでいたとしても、問題なく導入できることとなります。
これが関西での同性パートナー制度の拡大の最初の一歩となるのでしょうか?大阪では関西レインボーパレードが大きく拡大しており、京都でも同性カップルの挙式を行うホテルや寺院の存在が注目されています。今後の他自治体での動きが注目されます。
宝塚市も同性カップルに証明発行へ - 47NEWS(よんななニュース)
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