「頭もげとるやないかーい」自衛隊の「生首」幹部候補生募集ポスターが不気味すぎると話題に



自衛隊千葉地方協力本部が公表した、自衛隊員の生首を受け渡しているかのような幹部候補生募集ポスターが不気味であるとネットで話題になっています。


話題になっているのは2月12日に自衛隊千葉地方協力本部の公式ツイッターアカウントが掲載した幹部候補生の募集ポスター画像(魚拓)。

陸上自衛官と思われる装備の顔の見えない男性が、同じく前進が真っ黒な影の男性にデフォルメされた自衛官の生首のようなものを受け渡しています。当該ツイートは以下の通りで、「頭もげとるやないかーい」とノリツッコミまで入れる軽さです。




先に種を明かしてしまえば、この生首は自衛隊千葉地方協力本部のゆるキャラ千葉3兄妹のひとり、陸上自衛官という設定の「千葉衛」です。要するに「千葉衛の中の人」が新たな幹部候補生にその役割を譲るということを示した絵面だと解釈は可能。

ですが、そのネタを知らない人にとっては「自衛官らしき男と謎に包まれた影の男が自衛隊員の生首を受け渡す」という極めて象徴的で不気味な絵面に見えるのは否めません。

今後発生すると思われる集団的自衛権での駆けつけ警護では自衛隊員に死傷者が出る可能性も指摘されていますし、生首といえばISISに殺害された湯川さん、後藤さんをたやすく連想させます。

こうした状況の中で自衛隊が幹部候補生として若者を募集するポスターでこうしたイメージを用いることに「あり得ない」と直接的に嫌悪感を訴えるツイートも少なくありませんが、理解を示しながらも「さすがに不気味」「このデザインはない」といった反応が多数。「心臓を捧げよ」のバリエーションかとの指摘もありましたが、どちらにしても並のセンスではありません。

自衛隊は若い幹部候補生をいったいどうしたいのでしょうか?

自衛隊一般幹部候補生採用試験
公務員試験情報研究会
一ツ橋書店 (2016-02-05)
売り上げランキング: 33,310

関連記事
中国脅威論は何だったのか?「戦争法案」の初適用が南スーダンPKOでの中国軍らへの駆けつけ警護という皮肉 | Your News Online

自衛隊が「後方支援」で拘束されてもジュネーブ条約の「捕虜」としての保護は受けられない、岸田外相が明言 | Your News Online

「戦争法案」で個別的自衛権も崩壊、敵国の「後方支援のみ」を行う第三国を攻撃できないと安倍首相が明言 | Your News Online

シビリアン・コントロール崩壊か、昨年12月に自衛隊の統合幕僚長が米軍陸軍参謀長に「安保法制の整備は夏までには終了」と説明 | Your News Online

斜め上過ぎる珍説、中谷防衛相が「弾薬は武器ではない」「手榴弾もミサイルも弾薬なので武器ではない」「核兵器も法文上は運搬可能」と国会で答弁 | Your News Online