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東北電力が川内原発をお手本に免震棟を作るのをやめてしまいました。詳細は以下から。
東北電力は21日、宮城県の女川原発2号機と青森県の東通原発1号機の事故時の対応拠点「緊急時対策所」の建物の構造を「免震」から「耐震」に変更することを発表しました。
東北電力は変更の理由として過去に施工実績がなかったことと共に、去年再稼働した鹿児島県の川内原発が新規制基準をクリアしたさいの計画に記されていた免震棟を、合格後に耐震構造へと計画変更した「前例」を参考にしたとのこと。
川内原発の免震棟建設の撤回が「悪しき前例」として既に機能し始めていることが明らかになったわけで得SG亜、福島第一原発事故では免震重要棟が対応拠点として決定的な役割を担ったという教訓の真逆を行くこうした傾向は「安全神話」の復活との批判は免れなそうです。
電力各社は喉元を過ぎれば「原発の過酷事故」という熱さも忘れてしまうのでしょうか?
女川、東通も「耐震」に変更=原発事故拠点、「免震」から-川内原発参考・東北電力:時事ドットコム
女川・東通、免震棟を撤回 東北電、耐震化で対応 事故時の拠点:朝日新聞デジタル
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