ブラック企業の出す労働条件を偽った求人に懲役刑を含む罰則が加えられることになりそうです。詳細は以下から。
日本に蔓延する違法なブラック企業。ですが、実際に働く前にその企業がブラックかどうか見極めるのは簡単なことではありません。有名ブラック企業であればネット上などでその極悪非道な所業の数々が晒されていたりもしますが、残念ながら極一部に過ぎません。
ブラック企業を見えにくくしているのがその求人です。賃金や待遇などの労働条件を粉飾し、いかにもホワイト企業然とした求人をハローワークや就職情報誌などに掲載しているブラック企業は山ほどあり、求職者にとってはまさに地雷原といった状態なのが現状。求人内容と全く違うことをやらされた、給与が提示額と違う、突然過酷なサービス残業を強要された、など多くのブラック企業問題の入口とも言えます。
そんな中、厚生労働省が職業安定法の改正の検討に入ることが分かりました。虚偽の求人内容で労働者を獲得しようとするブラック企業やその幹部に対して懲役や罰金を科せるようにすることによって、求職者とブラック企業とのトラブルを未然に防ぐことを念頭に、同省の有識者会議が報告書を3日にもまとめ、労働政策審議会で議論を本格化させる見込みです。
企業利益のためならば法を破っても仕方がないとする日本の企業風土の抜本的な改善に繋げることはできるのでしょうか?
職安にうその求人内容、懲役も ブラック企業対策、厚労省 - 共同通信 47NEWS
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