「希望の党」とは何だったのか、小池都知事が再び代表を辞任(4ヶ月ぶり2度目)



9月に都民ファーストの会の代表を辞任した時と同じ理由で希望の党の代表を辞任の意向です。


希望の党の代表を務める小池百合子東京都知事が11月14日の希望の党の両院議員総会で玉木共同代表のもとでの新しい執行部が発足することを受けて代表を辞任する意向を表明しました。今後は東京都知事として都政に専念すると見られます。

しかし小池都知事は都議選で大勝利をした翌日の今年7月3日には「私は知事に専念する」として6月に就任したばかりの自らの地方政党「都民ファーストの会」の代表を辞任しています。この時も自らの人気と知名度を選挙で勝つためだけに持ち出したと批判され、投票した有権者への裏切りであるとの声も少なくありませんでした。

そうした過去がありながら、今年9月に就任したばかりの希望の党の代表の座を今度も総選挙の後に「都政への専念」という同じ理由で辞任する事になりました。

本当に7月の時点で都政に専念するつもりならばそもそも希望の党の代表に就任していないはずですので、さすがに有権者も簡単に信用することはなさそうです。

結局希望の党は野党第1党だった民進党を破壊し、さらには立憲民主党の選挙区に対立候補まで擁立した上に小池代表の「排除」発言で散々な敗北を喫することで安倍政権を強力にアシストするという、まさしく与党の補完勢力としての役割しか果たさないまま、創設者であり求心力の要だった小池都知事を失うことになりました。

玉木新代表の下で民進党右派の寄り合い所として今後も存続してゆくのか、それとも有権者からさらに見放されて空中分解して消滅するのか、極めて難しい舵取りになりそうです。

小池氏、希望代表辞任へ…都政に専念 : 読売新聞

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