「オリンピックに合わせたサマータイム導入」を自民党が正式断念



正式に断念が決定しました。詳細は以下から。


自民党が10月31日、東京オリンピックに合わせてのサマータイムの導入を断念しました。党の研究会で、広範な分野でのシステム改修を2年以内に実現するのは困難だとの認識で一致したためです。

この件については自民党の遠藤利明・東京五輪実施本部長が9月27日の段階で、東京オリンピックの暑さ対策として森喜朗元首相が導入を求めていたサマータイムについて「2020年の導入は難しい」との見通しを記者団に語っていましたが、今回正式に決定しました。

ただし、今回断念されたのはタイムリミットのある五輪に併せての導入のみ。サマータイムについてはこれまで環境省、経済産業省、経団連らが導入に積極的な動きを見せてきたという経緯があるため、オリンピック後に再び導入が検討される可能性もあります。

実際に、最初は暑さ対策としてマラソンを早朝にスタートするためとされていたものの、後に森元首相は記者団に対して「サマータイムについて、オリンピックを最大限それを進める日本のレガシーとして使ってほしい」と語っています。


森元首相の発言はオリンピック以上にサマータイムありきのものでしたが、2020年以降のどこかの段階でゴリ押しして導入ということになるのでしょうか?

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