安倍首相は北朝鮮の脅威がトランプ大統領の尽力で大きく緩和されたと認識している事が分かります。詳細は以下から。
アメリカ合衆国のトランプ大統領が「安倍首相からノーベル平和賞に推薦された」と明らかにしました。これは、北朝鮮が以前のようなミサイル発射実験を行わなくなったことを受けたもの。
トランプ大統領は2月15日、ホワイトハウスで行った記者会見で2回目の米朝首脳会談に関する質問に答える中で「日本の安倍首相からは、彼がノーベル委員会に送ったというすばらしい書簡の写しをいただいた。日本を代表して私をノーベル平和賞に推薦したと話してくれたので、私は『ありがとう』と伝えた」と発言。
加えて「安倍総理大臣が5ページにわたる美しい書簡をくれたのは、なぜだかわかるか?かつて日本は上空をミサイルが飛び交い、頻繁に警報が鳴っていたが、今、彼らは安全を実感している。それは私が北朝鮮と話をつけたからだ」と述べ、北朝鮮のミサイル問題を自らが安全なレベルにまで緩和させたと指摘。
Trump claims Obama told him that he was "so close to starting a big war with North Korea."
— Aaron Rupar (@atrupar) 2019年2月15日
He then says Prime Minister Abe of Japan nominated him for the Nobel Prize, and also takes credit for "stopping the slaughter of perhaps 3 million people" in Syria. pic.twitter.com/6Pmn31eEWQ
安倍首相は、トランプ大統領と北朝鮮のミサイル問題で認識を完全に共有していることを度々口にしていました。つまりトランプ大統領のノーベル平和賞への推薦は、かつて「国難」とまで称した北朝鮮の核やミサイルの脅威が大きく緩和された事を安倍首相が認識している事を示しています。
実際に北朝鮮のミサイルが発射されなくなっていますし、北朝鮮との対話の仮定で韓国の文在寅大統領と並んでトランプ大統領が大きな役割を果たしたことは疑うべくもありません。
日本人が「安全を実感」している事もトランプ大統領の指摘の通りでしょう。そして北朝鮮の脅威が緩和されて大量の戦闘機やイージスアショアを購入せずに済むのであれば、現在大問題となっている教育や介護、育児や医療などの社会保障の充実の財源とすることも可能となります。
こうしたことから安倍首相の「『国難』が去った」という認識は素直に歓迎すべきものと言えますが、安倍首相が本件についてどのように発言するのでしょうか。そして国防に関する方針はどう変わるのでしょうか。
みすず書房
売り上げランキング: 607,936
・関連記事
ロシア「朝鮮半島問題は米中ロ南北で5カ国協議をする必要がある、制裁緩和もしよう」日本は再び「蚊帳の外」へ | Your News Online
【悲報】外務省「日本を取り巻く安全保障環境は戦後最も厳しい、冷戦時期よりも!キューバ危機よりも!!」 | Your News Online
外務省が北朝鮮専門の「北東アジア第2課」をこれから新設、存在していなかったことに驚きが広がる | Your News Online
安倍政権「金正恩は拉致問題『解決済み』と言わず」→北朝鮮「すでに解決」、外務省「意見交換した」→北朝鮮「接触していない」 | Your News Online
「私の政権で拉致問題を解決する」と豪語した「拉致の安倍」、拉致問題を前進させるためトランプ大統領に間接「直談判」の謎 | Your News Online
河野外相「北朝鮮が次の核実験の用意」→アメリカの研究所にフェイクニュースと断定される | Your News Online