日本から直行便で3時間半のグアムで、医療大麻に続きレクリエーション目的の大麻も合法化となりました。詳細は以下から。
先日BUZAP!では「『大麻ツーリズム』の日本上陸、サイパン直行便復活が引き金となるか」という記事を掲載しましたが、これを待たずに直行便の存在するグアム島で大麻が完全合法化となりました。
グアムはかつてハワイ、サイパンと並ぶビーチリゾートのメッカとして知られ、片道3時間半のフライトという手軽さから大勢の日本人観光客が詰め掛けていました。
現在はサイパンと同様に日本人観光客は減少し、より韓国や中国の観光客が増えていますが、こちらはサイパンと違って現在も毎日直行便が飛び、3万円を切るツアーも組まれています。
そんなグアムで2019年4月4日、レクリエーション目的の大麻が合法化されました。これによって21歳以上の成人の大麻使用が合法化され、大麻の製造、販売、課税といった大麻産業のためのフレームワークが整備されました。
具体的には1オンス(約28g)までの大麻所持が認められ、6株までの大麻の自家栽培が認められます。ただし、収穫可能な大麻は3株までとの条件付きで、外部から見えない施錠された部屋の中で栽培する必要があるとのこと。
レクリエーション目的の大麻はライセンスを取得した大麻ショップのみで購入することができ、公共の場や車の中、公園やビーチなどでの使用は禁止されます。
なお、実際に合法的に栽培された大麻が市場に出回るのは1年後くらいになる見通しとのことです。
Leon Guerreroグアム知事は「最も私たちの社会に出回っている大麻をしっかりと規制し、統制しなければならない。大麻を違法にしておくことは、闇社会に私たちを食い物にさせ続けることになる」と合法化に同意した理由を説明しています。
なおグアムでは医療大麻は既に合法化されており、対象者もグアム島民だけに限定されておらず、日本人を含む外国人の医療大麻ツーリズムも見込んだ法整備が行われているとのこと。
そのグアムでレクリエーション目的の大麻も含めて完全合法化となったことで、この島の持つ意味合いは大きく変化していくことになりそうです。
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