「Go To Travelキャンペーン」4連休前日の7月22日スタート、コロナ感染者激増の中で半月前倒し



都道府県境を超えた旅行が国のバックアップのもとで盛大に推進されることになります。詳細は以下から。


新型コロナの影響で深刻な打撃を受けている消費喚起のために政府が実施する「Go Toキャンペーン」。事業総額1兆6794億円が計上され、観光や飲食、イベントなどの分野に分かれていましたが、まずは観光分野が海の日とスポーツの日を含む4連休を目の前にした7月22日からスタートです。

赤羽国土交通大臣が7月10日の閣議後の会見で、観光分野の「Go To Travelキャンペーン」を7月22日からスタートさせることを明言しました。赤羽国交相は6月16日の会見では「8月の夏休みの早い段階での事業開始を目指して準備を進める」としており、当時の予定から半月ほど繰り上げ、4連休でのロケットスタートを見込んでの実施ということになります。

また観光分野の事務委託先として、日本旅行業協会や大手旅行会社などからなる共同事業体を選んだことも判明。事業体が提案した委託費は1895億円と、公募の際に定めた上限額よりもおよそ400億円程度少ないとのこと。

「Go To Travelキャンペーン」の対象となるのはこうした旅行会社が販売する旅行商品や、宿泊施設が直販予約システムで販売する宿泊プランなど。1泊あたり2万円、日帰りでは1万円が上限とされています。

本日7月10日にはイベントの参加人数制限も緩和され、これまで無観客試合だったプロスポーツ観戦も上限5000人で解禁に。新型コロナ終息ムードは一気に加速しそうです。


なお、7月9日には東京都で過去最多となる224人の新型コロナの新規感染者が確認されており、全国の新規感染者も355人に。300人以上を記録するのは緊急事態宣言中の5月2日以来という高水準となりました。

【7/10 14:09追記】
東京都で7月10日、過去最多となる240人以上の新型コロナの新規感染者が確認されました。2日連続での最多更新となり、2日連続で200人を超えるのも初めてとなります。

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