【朗報】「理由なきマスク拒否者」タクシーが乗車拒否可能に



都内のタクシー事業者らが申請していた「マスク着用を求めても理由なく拒否された場合に乗車拒否できる」とする新型コロナ対策を国土交通省が認可しました。

これにより、かたくなにマスクを拒む困った人々をタクシーが拒絶することが可能となります。詳細は以下から。


今回認可されたのは、都内の大手タクシー会社や個人タクシーなど10の事業者が国交省に申請していた「運送約款」と呼ばれるルールの変更。

その内容は運転手が利用者にマスクの着用を求めても、病気など正当な理由なく拒否された場合に乗車を断ることができるとするものでした。

申請の背景には「酒に酔ってマスクをつけずに大声で話す利用者がおり、運転手らが不安を抱えている」という相談が寄せられていたことなどが挙げられています。


加えて渋谷駅前の「クラスターフェス」のように、「コロナはただの風邪」などとして「マスクを外そう」と呼び掛ける人もおり、閉鎖空間に同乗せざるを得ないタクシー運転手としては頭の痛い問題でした。

国土交通省は今回のルール変更が「マスクを不着用者を一律に断るものではなく、運転手がマスクの着用を利用者にお願いすることを基本としている」ことから申請を許可。

また新型コロナは、車のシートやドアなどから感染する可能性もあります。そのため今回国交省が「運転手だけでなく次に乗車する利用者の感染防止対策になる」ことも許可理由に挙げていることは極めて重要。

今回の許可を受け、今後はタクシー事業者らだけでなく、電車やバスなどの公共交通機関にも新型コロナ対策として広がる可能性もあります。

今でもほとんどの人はマスクを着用して外出していますが、冬の到来を前に「理由なきマスク拒否者」を拒否できるようになれば、感染拡大防止には大きなプラスとなりそうです。

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