新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の真っただ中で、深夜まで銀座の高級クラブをハシゴしていた自民党の松本純議員。釈明の中でまで嘘をついていたことが判明しました。詳細は以下から。
自民党の松本純・元国家公安委員長が緊急事態宣言下の1月18日、深夜まで銀座のクラブを3軒ハシゴしていたことが発覚したのは1月26日配信の「デイリー新潮」記事によるスクープ。
この報道を受けて松本議員は取材に「要望、陳情を承る形」「直接会って話さないといけない内容だった」とし、あくまで閉店後にクラブの陳情を受けただけだと説明していました。
ですが、松本議員は「店には複数でなくひとりで行ったのか」との質問に「ひとりだ。要望・陳情を承る立場で行っている」と回答しています。
ところが2月1日になって、自民党の田野瀬太道・文部科学副大臣と、同じく自民党の大塚高司・国会対策副委員長がこの日松本議員に同行していたことが明らかになり、両議員はこれを理由に役職を辞任することになりました。
与党議員が役職辞任に追い込まれている以上、
つまり、松本議員は緊急事態宣言中、飲食店が時短営業を強いられている中で深夜まで高級クラブをハシゴしていただけでなく、その釈明の場で嘘までついていたことが明らかになったことになります。
松本氏は29日に党国会対策委員長代理を辞任していますが、公明党の遠山清彦衆院議員は1月22日、銀座の会員制クラブを知人と訪問したとして本日議員辞職願を提出しています。
同じ連立政権内の与党政治家がクラブ訪問で議員辞職している中、それに加えて釈明で嘘をついた松本議員の処分がどのようなものになるのか、また田野瀬・大塚両議員も役職辞任だけで済まされるのか、自民党の自浄作用に大きな注目が集まることになります。
【14:10追記】
銀座の高級クラブを訪れていた自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3議員が離党する意向を固めたことを複数の関係者が明らかにしました。
【14:50追記】
銀座の高級クラブを訪れていた自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3議員が離党届を提出、受理されました。
遠山議員が議員辞職までしている中、この「トカゲのしっぽ切り」と言われても致し方のない処分で批判が収まるかは未知数です。
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