コロナ緊急事態宣言延長10都府県で3月7日まで、なお「GoToトラベル」は春休みにあわせ再開へ



無事に緊急事態宣言解除からのGoToで日本経済V字回復、オリンピック開催へと繋がるのでしょうか。詳細は以下から。


菅義偉首相が2月2日の衆院議院運営委員会で新型コロナの「緊急事態宣言」を10都府県で3月7日までの1ヶ月延長することを表明しました。

西村康稔経済再生担当相によると延長の対象は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡の10都府県で、栃木県は除外されます。


これに先立つ2月1日、自民党の世耕弘成参院幹事長はブルームバーグのインタビュー「学校が春休みに入り旅行需要が多い時期になるので、GoToキャンペーンで観光業界をしっかり支えていくことも考えていかないといけない」と回答。


緊急事態宣言解除後の春休み期間にあわせてGoToを再開させ、観光業界を支えるべきだとの認識を明らかにしました。

小中高校の春休みは地域によって違いますが、おおよそ3月25日から4月5日頃まで。今年の桜の開花予想は東京都で3月22日となっており、緊急事態宣言解除の2週間後辺りから本格的な春の行楽シーズンを迎えることになりそうです。


2020年は3月26日に1日の新規感染確認者数が初めて全国で100人を超え、名実ともに第1波が襲来。4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令され、4月16日に対象が全国に拡大されました。

春で暖かくなっても新型コロナの影響が衰えないのは昨年私たちが経験したとおりですが、3月7日に感染がどこまで減っているのか、その時点でGoToを再開することがどのような影響を及ぼすのか、1年前を振り返りながらしっかり考える必要がありそうです。

・関連記事
「東京の感染者1日500人まで減ったらGoTo再開を」二階俊博幹事長らが政府に提言へ、観光業界はワクチン優先接種を要望 | Your News Online

「給付金を再支給する考えはない」菅首相が明言、困窮者限定の給付も否定 | Your News Online

「学校からのコロナ感染拡大は少ない」は本当なのか、英国調査では子どもが家庭内感染の最大のトリガーに | Your News Online