ワクチンは五輪選手優先へ、高齢者接種期間に「割り込み」も



死亡リスクの高い高齢者や持病を持つ人、エッセンシャルワーカーの医療従事者よりも五輪選手を優先すべきとの政府の方針です。詳細は以下から。


政府が4月7日、東京五輪・パラリンピックの日本代表選手に、新型コロナワクチンを優先接種する方向で検討に入りました。

6月下旬までに2回の接種を終わらせる日程を想定しており、今後日本オリンピック委員会や日本パラリンピック委員会との調整を本格化させる見通しとのこと。

これまで政府はワクチン優先順位を、エッセンシャルワーカーの医療従事者、重症化や死亡リスクの高い高齢者、持病のある人と定めていました。

高齢者への接種は4月12日に開始予定ながら、ワクチン確保の遅れから各地で接種スケジュールもままならない中で五輪選手を割り込ませる形になります。

国民の命よりも五輪開催を優先すると受け取られる可能性もありそうです。

【4/8 12:15追記】
加藤官房長官は上記の共同通信の報道に対し、「承知しているが具体的に検討しておらず、検討する予定もない」と述べました。

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