ワクチンを打っても新型コロナには感染し、他人に感染させることも明らかになってきている中で、経団連から驚きの提言です。詳細は以下から。
経団連が、コロナワクチンを接種した人への入国時の隔離免除などを求める新たな提言案の概要を読売新聞が報じています。
それによると提言案では、ワクチン接種の進む欧米で海外との往来が活発になっていると指摘。日本の入国後隔離期間を現在の14日間から最長10日間に短縮することを要求しています。
これに加えて、ワクチン接種済みの人には隔離措置の免除を検討すべきだとしています。
ただでさえ日本の水際対策はザルであることが以前から指摘されていますが、経団連の提言はこれをさらに緩めるもの。
ワクチン接種後もいわゆるブレイクスルー感染が発生することは厚生労働省も認めており、そこからさらに他人に感染させる可能性も十分にあり得ます。
ブレイクスルー感染はデルタ株の流行によって増加していることも指摘されており、現状での隔離措置の緩和には大きな危険が伴うのは火を見るよりも明らか。
経団連は今回の提言を「社会経済活動を正常化させるため」のものとしていますが、無意味どころか逆効果になる可能性もありそうです。
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