博報堂が50歳以上100人の早期退職を募集、事実上のリストラか



広告代理店の二大巨頭のひとつである博報堂が50代社員の早期退職募集を発表しました。詳細は以下から。


博報堂DYホールディングスが12月10日、コスト構造改革に向けた取り組みのひとつとして、傘下の博報堂と合わせて100人程度の早期退職者の募集を開始したことを発表しました。

対象となるのは2022年3月末時点で50~59歳以下かつ勤続5年以上の社員で、2022年1月14日まで受け付け、同3月末に退職となります。


早期退職者には通常の退職金に加えて特別一時金が支給される他、社外でのキャリア形成に向けた選択肢を提供。希望者には再就職支援も実施するとのことです。

2020年11月には電通の「営業や制作、間接部門など全職種の40代以上の社員約2800人を対象」とした「社員230人を個人事業主に」する新制度が発表されて大きな話題となりました。

今回の博報堂の早期退職者募集にも、年功序列で人件費のかさむ中高年人材の切り捨ての側面がないと言い切るのは難しそう。業界ツートップが中高年切りに走るとなれば、業界全体にこうした動きが波及するおそれもありそうです。

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