「老眼を治せる目薬」誕生、1滴で視界が6時間クリアに



アラフォーになると誰もが経験する老眼。中高年層はスマホや書類を見る時に思わず「顔をしかめて遠ざける」お年寄りムーブをする自分に愕然とした経験があるはず。

そんな中年期の宿命とも言える老眼を、一時的に治してクリアな視界を取り戻せる目薬が誕生しました。詳細は以下から。


アメリカ食品医薬品局(FDA)は2021年10月、バイオ医薬品メーカーabbVie社の開発した老眼を治療する目薬「VUITY」を承認しました。


abbVie社は現地時間12月9日付けでアメリカ合衆国内の薬局でVUITYが処方できるようになったことを報告しています。

VUITYは1日1回の点眼で、遠方の視力に影響を与えずにシャープな近距離視界を得られる世界初の目薬。点眼から15分で効果が現れ、6時間持続します。

有効成分のピロカルピンが目の瞳孔を収縮させることで、近くのものが見えやすくなるとのことです。

FDAの承認に当たっては40歳から55歳の750人を被験者に30日間の治験を実施。VUITYを投与された全員が視界がシャープになったと報告し、深刻な副作用は見られませんでした。


爆速で高齢化の進む日本こそ他のどの国よりも必要となりそうなこの目薬、一刻も早い国内承認が望まれます。

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