コロナ禍で生活や仕事に問題が起きた人、経済的な困難を感じている人はひとまず連絡してみてもよさそうです。
知っていれば使えるはずの制度や補助があるケースも少なくないため、改善に結びつく可能性もあります。詳細は以下から。
生活困窮などの電話相談会を開催してきた弁護士や労働組合のメンバーらが、12月18日の10~22時に全国一斉の電話相談会を開催します。まず極めて重要なポイントとして、この相談会は止められた携帯電話からもフリーWi-Fiを通じて連絡を取ることができます。
この取り組みを行うのは「コロナ災害を乗り越えるいのちとくらしを守るなんでも電話相談会実行委員会」。
「コロナウイルスによる営業不振を理由に雇い止めされた」「生活費が尽きたので、来月の家賃が払えそうもない」「何か経済的な保障に関する制度を教えてほしい」など、住まいや生活保護、労働に借金などに関する問題の相談を受け付けます。
過去に受け付けた相談の概要や件数などは、生活保護問題対策全国会議のサイトから確認できます。どんな問題で相談した人がいるか、まずはチェックしてみるのがよさそう。
相談会ではこれまでも相談しやすいようフリーダイヤルを設置してきましたが、携帯電話料金を払えずに止められた人も少なくないことが判明。
そうした人向けに、フリーWi-Fiがあれば止められた携帯電話からでも連絡できる仕組みを取り入れました。10月の相談会で試験導入した際には切実な相談が寄せられ、今回は全国18会場での導入に至ったとのこと。
相談したい場合の電話番号は0120157930(フリーダイヤル)で、12月18日の10~22時なら全国どこからかけても空いている回線に無料でつながります。
携帯電話が止まっている人は、フリーWi-Fiをキャッチできる場所から、こちらにアクセス。地域ごとのID(以下画像参照)を入力すると通話で相談できます。
本当ならば使える補助や制度があっても、知らなければ使えないままに困窮が続くことになります。まずは連絡し、自分に何が使えるのか、どんな助けを受けられるのかをチェックするだけでも大きな違いが生まれるはずです。
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