DX中小企業6割進められず、予算・人材不足響き意欲も低調



かつてはIT化と呼ばれ、現在も協力に推進されているDX(デジタルトランスフォーメーション)

AIやメタバースなどの活用が大々的に叫ばれているものの、中小企業では半数以上がこの波に乗れていないことが明らかになっています。


ワークフローシステムを開発するエイトレッド社のプレスリリースによると、2021年11月に東京都の中小企業の経営者ら185人を対象に行ったネット調査で、中小企業の6割近くがDXを進められていないことが判明したそうです。


まず調査の「あなたの会社におけるDXの推進状況を教えてください」との質問には「あまり進んでいない」が21.1%、「全く進んでいない」が36.2%という結果に。


57.3%でDXが進んでいないことが判明しましたが、なんと1/3以上の企業でまったく進んでいないという状況になっています。

「DXが進んでいない」とした企業にDX推進が滞っている理由(複数回答)を尋ねると、「DX推進のための予算が割けないから」が28.3%、「DX推進のための人材が不足しているから」が21.7%、そして「何から手をつけて良いかわからないから」が21.7%に。


DXに携わる人材がいないことから何をしたらよいか分からず、予算の割きようもない状況が浮き彫りになっています。

これを裏付けるように、2022年度に向けたDXの増減についても「かなり増加する」が5.9%、「やや増加する」が17.3%に留まり、合わせても23.2%と1/4を切っています


なお現在取り入れているツール(複数回答)は「オンライン会議・テレワークを標準化している」が42.7%、「グループウェアを導入している」が38.9%、「チャットツールなど気軽にコミュニケーションをとれるシステムを導入している」が31.9%。


この辺りはコロナ禍によって半強制的に導入に至った企業も多そうです。

一部では盛んにもてはやされながらも、中小企業ではまだまだ動きがにぶく、足踏みしているところも少なくないDX。「DXが進んでいない」とした企業で今後推進を望むのは44.4%と半数を切っているのが現状です。


なお、この調査は都内の中小企業に限って行われたもので、地方の実態は反映されていません。日本経済全体で見た場合、DXにはより強い後押しが必要になりそうです。

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