視覚障害を持つ人の世界が大きく変わることになりそうです。詳細は以下から。
BBCの報道によると、眼球内に埋め込むタイプの人工眼、バイオニックアイの羊での実験に成功したそうです。
実験ではバイオニックアイ「Phoenix 99」を埋め込んだ際の身体への悪影響が発生するかを検証。問題は起こらず、長期間の埋め込みにも耐えると確認されました。
実験を行ったオーストラリアのシドニー大学とニューサウスウェールズ大学の研究者らは人間での実験を行う準備に入っています。
Phoenix 99では、スマートグラス型のデバイスに装着されたカメラから眼球内部に埋め込んだデバイスに無線で電気信号を送って網膜に伝達。視神経を通して脳に視覚情報を伝えるというもの。
Phoenix 99は正常に働かない網膜細胞を回避しつつ、正常に働いているものを刺激して動作させられるとしています。
公式動画での紹介は以下から。
なお、バイオニックアイは2030年まで年平均12.7%で成長するとの見方もされており、Phoenix 99以外にも多くの企業が参入しています。
視覚障害の原因は様々で、障害の程度も人次第。とはいえ、少なからぬ人にとって大きなプラスになりそうです。
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