薄毛・脱毛に新境地?遺伝子操作で「毛包幹細胞」を生成する手法が登場



近年のiPS細胞などの幹細胞に関する成果を見れば一概にデタラメとは言いきれませんが…果たして多くの中高年の悩みの解決となるのでしょうか。詳細は以下から。

マサチューセッツ工科大学の所有メディアから刊行される科学技術誌「MIT Technology Review」が、頭髪が薄くなるという多くの人の深刻な悩みへの新たなアプローチを紹介しています。

スタートアップのdNovo社は、皮膚の毛をはやす器官である毛包をつくり、再生させる「毛包幹細胞」を普通の細胞から作る出すことに成功したと報告。


dNovo社の創業者、Ernesto Lujan氏によると、同社は血液や脂肪細胞といった一般的な細胞を、遺伝子操作によって直接毛包幹細胞に「再プログラム」したとのことです。

iPS細胞のような、自己複製能力と様々な細胞に分化する能力を持った「幹細胞」を用いた臨床実験は進んでおり、2021年には日本でもiPS細胞から作製した目の網膜細胞の移植手術が行われています。


dNovo社の成果もこうした幹細胞を使った臨床実験の流れをくんだもので、MIT Technology Reviewは同社の作成した毛包幹細胞を移植され、人間の毛の生えたマウスの写真も掲載しています。


とはいえ頭髪に悩んだことのある人ならば誰でも、効果の無い薄毛・脱毛治療法が山ほどあることはご存じのとおり。また夢の技術とされた幹細胞でも、STAP細胞という特大級のドタバタ騒ぎがありました。

MIT Technology Reviewも、カリフォルニア大学デービス校の幹細胞生物学者、Paul Knoepfler博士の「詐欺じみた主張には注意しろ」との警告を掲載しており、現時点ではまだ手放しで喜べない状況です。


はたして私たちが生きているうちに、頭髪の悩みは解決するのでしょうか…。

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