空気から「肉」を作り出す、究極のエコ技術が登場



植物から作る代替肉や、研究室で作られる培養肉のニュースが聞かれるようになりましたが、なんと空気から肉を作り出す技術が誕生することになるかもしれません。詳細は以下から。

スタートアップのAir Protein社がブチ上げたのは、空気から肉を作り出すという仰天のテクノロジー。

いったいどんなカラクリかというと、水素酸化細菌という水素と二酸化炭素から有機物を作り出す細菌を用い、空気を「発酵」させてアミノ酸を生成するというもの。


この技術は突飛な思いつきではなく、もとは1960年代にNASAが長期間の宇宙飛行時に自前で食料を生成する手法として考案されました。同社のCEO、Lisa Dyson氏はこのアイディアを現実化し、2019年には空気から肉を生成しています。


この技術の大きな目的は、植物性の代替肉や培養肉と同様に、環境負荷の軽減です。通常の細菌の発酵では二酸化炭素が発生しますが、この方法だと吸収してアミノ酸からタンパク質を作り出せます。つまり、生成過程で二酸化炭素を排出しないということに。


さらにDyson氏は、空気から肉を作ることで牧場や畑のように大量の土地や水を使わないですむことも指摘。また牛ならば数年、大豆でも収穫まで数ヶ月かかるところ、この方法ならば数日で作り出せるのが大きな強みです。


大規模な農耕地や水が不要で時間も掛からず、二酸化炭素の排出もないと考えると、これまでにないレベルのエコなタンパク源と言うことができそうです。

果たして市場が受け入れるかについては、現在の代替肉や培養肉への反応や、環境負荷軽減意識の高まりから十分にアリというのが同社の見方です。

空気から作られた究極にエコな「肉」、果たしてどんなお味なのでしょうか。

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