ケンタッキーが「植物性フライドチキン」発売、健康志向と環境意識の広がり受け



「完全に植物由来の成分だけから作られたケンタッキーフライドチキン」という一見矛盾のかたまりのような製品が登場します。しかもかなりガチでした。詳細は以下から。


米ケンタッキーフライドチキンは植物由来の人工肉を製造・開発するアメリカ合衆国の食品テクノロジー企業ビヨンド・ミート社と共同開発した植物性フライドチキン「ビヨンド・フライドチキン(Beyond Fried Chicken)」を1月10日から限定発売します。


ビヨンド・ミートは米ファストフードチェーンのヤム・ブランズと数年にわたってチキンナゲットのような成型肉ではなく、鶏の筋肉の味と食感を再現した鶏むね肉そっくりな代替肉を開発。

2社が2019年にアトランタのレストランで行った最初の植物性チキンのテストの結果は上々で、わずか5時間で売り切れに。その後ケンタッキーもこの代替肉を使ったテストを繰り返してきました。

今回の製品化は新年を迎えて気分一新した消費者のマインドに狙いを付けたもの。健康志向と肉食による環境負荷を軽減する動きが広まる中で、肉食を減らす動きが広まっていることから発売を決めたとしています。

なお、ビヨンド・フライドチキンの調理にはケンタッキーの通常の設備を用いているため、ヴィーガンやベジタリアンは直接のターゲットではないとのこと。



新型コロナのオミクロン株の感染拡大が一向に収まらない中ながらケンタッキーもビヨンド・ミートも強気の姿勢を崩していません。世界的に有名なファストフードチェーンの看板商品を植物性にするチャレンジはどこまで受け入れられるでしょうか。

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