大幸製薬「クレベリン」空気中の細菌・ウイルス除去効果に根拠なし、東京高裁が否定



大幸製薬の主力商品が否定された形となりました。詳細は以下から。

東京高裁が4月13日、コロナ禍中の大幸薬品の主力商品である「クレベリン」の、空気中の細菌やウイルスを除去できるとした広告に根拠が認められないとする決定を出しました。

これは消費者庁が「クレベリン」の商品広告に対し、根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に当たるとした再発防止命令に対して同社が差し止めを求めた仮処分の即時抗告審での判断です。

東京地裁は2022年1月に広告の根拠を認めて再発防止命令を差し止める決定を出しましたが、高裁で判断が逆転した形に。大幸薬品は取材に「誠に遺憾だ。決定内容を精査して今後の対応を検討する」としています。

ラッパのマークの胃腸薬「正露丸」で知られる大幸薬品ですが、クレベリンは正露丸と同社の両輪を成す主力商品。コロナ禍で大幅に販路を広げていただけに、大打撃となる可能性があります。
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