猫を月額380円で飼い放題&手放し放題できるサブスク「ねこホーダイ」、当然ながら炎上



責任を持たずに気軽に猫を飼うことができ、要らなくなったら簡単に手放せるサブスクサービスが登場しました。

当然ながら猫を人間のための手軽な愛玩物扱いしていると炎上しています。


猫を月額380円で飼い放題&手放し放題できるサブスク「ねこホーダイ」が誕生

問題となっているのは2022年12月15日にサービスが始まった「ねこホーダイ」。月額380円の会員制サブスクサービスで、会員になれば無料で提携シェルターに保護された猫を譲り受けることができます。


「猫を飼うなら一生責任を持って面倒を見る」ことを当然のこととしながら、それができない高齢者や単身者向けに「その「責任」を誰かが代わりに負えばいいのではないか」としてスタートしています。


飼い主になる条件は「完全室内飼育」のみが明記されており、それ以外は状況によって希望に添えないとしているのみです。しかも「面倒な」審査やトライアルもなく、高齢者でも単身者でも無料で譲り受けられてしまいます。


これだけでなく、会員の要らなくなった猫も無料で提携シェルターに引き取ってもらえるとのこと。


まさしくのら猫を好きなだけもらい放題、かつ嫌になったら捨て放題というサービスです。

なお「※猫の状態によってはお引取りできない場合があります。」とされており、サービスにとって都合の悪い場合は引き取り拒否もあり得ます。

改正動物愛護管理法にも反するサービス

当然のことですが猫には個体差がありそれぞれに感情があります。繊細な生き物で、場所や人間などの環境の変化にも極めて敏感です。

このサービスは猫の感情や健康を考えることなく、愛玩用のオモチャとして人間だけに都合のいい形で扱っていると言わざるをえません。

2013年施行の改正動物愛護管理法でも、環境省は「動物の所有者の責務として、動物がその命を終えるまで適切に飼養すること(終生飼養)が明記されました」と周知を図っており、「ねこホーダイ」がこれに真っ向から反するサービスであることが分かります。

当然のように炎上中

ネット上では当然ながら猫好きを中心に大炎上中です。












猫の譲渡に厳しい審査やトライアルがあるのはなぜなのか、一生飼い続ける覚悟が必要だとされるのはなぜなのか、もう一度考え直さなければ不幸な猫が増えるだけになります。

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