高校生のうちから起業や商売を行うのは悪いことではありませんが、やっていることが完全に転売ヤーでした。詳細は以下から。
問題になったのはcakesに連載中の「高校生よ、ショーバイせよ!」シリーズの第7回、「ぼくたち1週間で『18万1379円』稼ぎました! / チーム『マネーがあんまねー』」(魚拓)という記事。
この記事は2019年の夏に開催されたイベントの「実況中継」とされており、参加した高校生3人組のチーム「マネーがあんまねー」のプレゼンといった内容です。
炎上したのは彼らの商売のなかの「コミケ代行」と自称するもの。コミケは旅費が掛かり、限定品などはすぐに売り切れるという状況に着目し、それを代行しようというもの。
そういう問題をユーザーがどうやって解決してるかっていうと、高額転売なんですね。あと友達に頼んだり。諦めちゃってる人もすごい多いと思います。
そんな状況なんで、高額転売よりは安い値段で、かつ確実に手に入れられる「代行業」をやってみようと思いました。欲しいけど買いに行けない人の問題をこれで解決しようって。
(ぼくたち1週間で「18万1379円」稼ぎました! / チーム「マネーがあんまねー」|高校生よ、ショーバイせよ!|HS編集部|cakesより引用)
ということで、発想自体は悪くなかったかもしれませんが、収支の報告では1000円の本を6万円で売ったことを告白。
チームの資金9万9000円をぜんぶグッズ購入にぶっ込んで、それで返ってきたのが28万5210円。限定100部の1000円の本がなんと6万円で売れたってこともあって、交通費とか引いても、利益として18万1000円が残りました。
(ぼくたち1週間で「18万1379円」稼ぎました! / チーム「マネーがあんまねー」|高校生よ、ショーバイせよ!|HS編集部|cakesより引用)
限定品とはいえ元の値段の60倍の価格で売ったことは、当然ながら完全に高額転売だと炎上。また記事にはサークル名や作家名を記したリストも公表されており、コミケを知る人からは「18禁同人誌も入っているのでは…」との声も。
また同人誌はほぼ転売禁止という指摘もあり、代行と自称しても実際には最大60倍の価格での転売のため、全方位的にアウトな案件となっています。
なお、記事の冒頭ではこのチームは「DMM亀山会長に『商魂たくましい、おもしろい』と言わしめた」と紹介されており、思わぬところでDMMにも飛び火する形となりました。
DMM会長に関しては以下のような指摘も。
cakes編集部は10月11日16時40分に「配信・提供元(株式会社STOKE, HS編集部)より依頼があり、公開停止しました」として記事を抹消しています。
cakesはこれまでも幡野広志氏の人生相談記事が2回に渡って炎上。またcakesクリエイターコンテスト優秀賞を受賞したホームレス観察記事も大きな批判を浴びていました。
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