コロナのデマや陰謀論、信じる人ほど感染していたと判明



間違った知識や無根拠な陰謀論がウイルスへの接触機会を増やし、感染につながっていたことが明らかになっています。詳細は以下から。


新型コロナに関してはこの2年、「ただの風邪」「ディープステートの人口ウイルス」「5Gが原因」「ワクチンは毒で打ったら死ぬ」などとピンからキリまでデマや陰謀論が流されました。


刺激的で不安を煽るこうした誤情報はスピリチュアリズムや極右的な政治思想、さらには動画配信者のPV稼ぎなど、いろいろな思惑を背負って世界中を駆け巡り、人々を惑わせてきました。

そんな新型コロナのデマや陰謀論を信じ込み、正しい情報を取得できていない人ほど実際に新型コロナに感染していた事がジャーナル「Proceedings of the National Academy of Sciences」に発表された研究で明らかにされています。


研究では、アメリカ合衆国在住者に新型コロナに関する13の文章の正誤を判定してもらいます。例えば「新型コロナに感染しても無症状の人がいる(正)」「新型コロナが体内に侵入した後でも塩素を拭きかければ駆除できる(誤)」といったもの。

4ヶ月後に連絡の取れた2120人の被験者に新型コロナへの感染の有無を尋ねたところ、そのうちの348人が感染していたことが判明。


そして、新型コロナへの知識の浅い人ほど感染した率が高かったことが分かりました。

さらに、コロナ禍を軽視していたトランプ大統領や当時の連邦政府、そして陰謀論を信奉している人ほどウイルスへの接触機会が多かったことも判明しました。


別の言い方をすれば、デマや陰謀論に近い人ほど正しい知識からは遠くなり、それによって感染リスクが高まっていたことになります。

もちろん正しい知識を持たない人が感染した場合には「他人に感染させるリスク」も極めて高くなります。

その結果として家族や知人、医療関係者らへのスーパースプレッダーとなるケースも十分あり得るため、自分さえ正しく知っていればすむ話でもありません。


研究自体は2020年に行われたものですが、2022年になってもこうしたデマや陰謀論は一向にやむ気配もないため、十分な警戒が必要です。

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